先日、保育園ママ友の集まりがありました。
ママ友とは言え勤務時間や帰宅時間が違うため、ゆっくり話をする機会がないママ達と様々な情報を共有できる貴重な時間です。
隣に座ったママは、人懐っこい笑顔が可愛らしいので話しかけやすく、保育園に入園した時、最初に声を掛けてくれたママなのですが、いつもスーツをビシッと着ているので、失礼かと思いましたが、どんな仕事をしているのか興味を持ち、そのまま質問してみました。
彼女が言うには、勤めていた職場では労務関連の仕事をしていたのですが、1年くらい前に転職をして、今は、企業の人事、労務、会計などについてコンサル的な業務をしているそうです。
転勤した理由は、前職での勤続年数が長くなり管理職として部署を任されるようになったのは会社から評価されていることなので嬉しかったが、管理職としての業務がどんどん増えてきて、専門職として自分がやりたい仕事どんどん出来なくなり、部下の管理と数字報告に忙殺される日々が辛くなってきたタイミングで部署異動を命じられ、異動先では益々自分の本来やりたいと思っている仕事から遠ざかるため転職を決断したそうです。
転職活動中、面接では前職で行っていた業務内容、得意分野、取得した資格などについて事細かに確認され、最初は、うまく伝える事が出来なかったのですが、だんだんと自分が従事していた内容や得意としていることを取得資格と併せて伝えられる様になると、面接官はとても感心して
「そんな経歴の持ち主であれば是非ともうちに。」
と面接の段階からかなり手ごたえを感じられ、終始和やかな雰囲気で面接が進んだそうです。
ただ、1社、面接終了間際に面接官から
「差しさわりなければ前の職場をお辞めになった理由をお聞かせいただきたい。」との質問に対して
「管理職になってからは取得した資格を活かすことができなくなり、それに対して不満を感じたため退職、転職を決意しました。」
と答えた際に
「女性でも管理職になればある程度それはやむを得ないことですし、折角組織から必要とされたのにもったいないですね。」
と言われ、面接官に出世コースを希望しないと受け止められかねない返答をしてしまったと反省したとのことです。
面接の場での失敗もありましたが、何とか「採用通知」が貰えたので、とりあえずほっとしたそうです。
転職の際は、永く勤めた職場を離れた場合だと特に「円満退社か?」「何かトラブルがあったのか?」ということを転職先は気にするので、前職で学んだことや習得したスキルをきちんと新しい職場で活かしていけること、前職場を悪く言わないことというのが最大のポイントになると教えてくれました。